目標を設定して、そこに向かって努力をしていくというプロセスは、ビジネスでもスポーツでも全く同じです。
目標も決まった、それを達成するマイルストンも決めた。にもかかわらず思ったような成果が上がらないこと少なくないですよね。むしろ、計画通りに進むことの方が稀かもしれません。

その場合、部下の「尻を叩く」のが上司の仕事だと考えていませんか？「尻に火を点ける」役回りですね。

メンタルコーチングが目指すのは、「尻」にではなく「心に灯をともす」ことです。
上司の与える「アメとムチ」によって走らせるのではなく、自分の心のエネルギーによって自走する部下、ひいては自走する組織を作り出すことが目的です。

「アメとムチ」でも成果は上がりますが、上司がいなくなった途端に、あるいはアメが無くなったとたんに、モチベーションは下がってしまいます。
コミュニケーションにある工夫を凝らすことで、全く違った組織文化を作り出すことができます。